和装に携わる皆様のために。心を込めたご挨拶のために。
紙のまち四国中央市から、和装関連製品、熨斗紙などの紙製品をお届けします。
今の文庫紙(たとう紙)の原型ともいえるものが江戸時代後期の文献にあります。一言で「文庫紙」「たとう紙」といっても土地柄や時代により、多少認識に違いがあるようです。例えば、平安時代では「畳紙(たとう紙)」は歌や文を書くための紙で、物を包む目的の紙を指すものではなかったようです。
時代と共に、反物から着物などを家で仕立てる事が少なくなると、呉服屋で仕立てた物を文庫紙(たとう紙)に包み納品するようになりました。その流れを受けて文庫紙(たとう紙)の生産も増えました。
文庫紙作製「紙のまち」として栄えた四国中央市では文庫紙をはじめ紙製品の生産が盛んです。
文庫紙は、昔ながらに一枚、一枚、手作業で作製しております。
画像は工程の一部をご紹介しております。
※文庫紙の仕様につきましてはカタログの6ページをご覧ください。
文庫紙の原紙
柄や店名などを印刷
窓・テープ穴をあける作業
袖紙を貼る作業
テープ紐の機械
三角紙を貼る作業
日本で水引を使用して贈り物をはじめたのが飛鳥時代といわれています。(中国)隋の贈り物に紅白の麻紐が用いられていたことから、次第に日本でも文化として取り入れるようになり全国に広まったようです。
「熨斗」といえば、中国語で「こて」「アイロン」を意味し、日本では「熨した(干し)鮑」を細く切り、色紙に包んだもの(包装紙と水引の間にはさむ飾り)として広く知られています。その昔、鮑は貴重なもので、神の供え物に熨斗鮑を用いたようです。熨斗は「長寿」「邪気払い」として、贈り物に神聖な願いが込められていました。基本的に、熨斗は祝儀に使用されます。(肉や魚などの生ものの贈答には付けません。)
熨斗紙の種類と用途詳細はカタログの17~19ページをご覧ください。
印刷の流れ・設備既成の熨斗紙はもちろん、別注熨斗紙・名入れも対応いたします。
熨斗紙だけでなく、いろいろな紙製品も承ります。
熨斗紙などの原紙
グラビア印刷機
オフセット4色機(1)
オフセット4色機(2)
検品・袋詰作業場
発送準備