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豆知識

法要はいつ営みますか?
・仏式 忌日法要は、一般的に亡くなった日から七日目ごとに法要を行います。忌明けは四十九日(七七日)が一般的ですが、三ヶ月にまたがる場合は、三十五日目(五七日)に忌明けをする地域もあります。忌明けには読経してもらいます。
・神式 仏式の法要にあたるものを「霊祭」と言います。故人が好きだった食べ物を毎日祭壇に供え、亡くなった日から十日ごとに「毎十日祭」を行います。五十日(または三十日)祭には大きな霊祭を行い、この日が忌明けとなります。
・キリスト教式 追悼には特別な決まりはなく、葬儀後にミサ(記念式)が行われます。一般的に亡くなった日から三日目、七日目、十日目(三日目と七日目は省略されることもあり)などにミサ(記念式)を行い、一年目に盛大な「昇天記念のミサ(記念式)」を行います。その後は毎年十一月二日の万霊節にミサ(記念式)を行います。
法要はどのように営みますか?
・場所 法要とその後の会食、墓参りに便利な場所を選びましょう。菩提寺、一般斎場、ホテルなどで行うケースが多いようです。
・日時 故人の命日に行うのが正式ですが、まず、読経してもらう僧侶に都合を問い合わせます。日をずらす時は、命日より日程を繰り上げて設定します。時間は、午前中に法要、お昼時に会食にするとよいでしょう。
・方法 忌明けや一周忌は親族のほか、故人と親しかった友人や知人も含めて盛大に、それ以外はごく内輪で営むのが一般的です。案内状は一ヶ月前頃に発送しておきましょう。
・内容 法要の後、施主が僧侶と参列者へ礼を述べ、墓参りと会食への案内を兼ねた挨拶を行います。読経から法話までおおよそ一時間が目安です。
・準備 法要の前日までにお墓のまわりの雑草や落ち葉、ゴミなどを取り除き、墓石はタワシでこすって汚れを落としておきます。古い卒塔婆は合掌して抜き取り、寺で処分してもらいます。自宅の仏壇もきれいに掃除し、新しい花とろうそくを用意しておきます。
・引物 引物はご先祖からの心づくしという意味も含まれています。最近の傾向としては、お茶、海苔、入浴剤など実用性のある物が好まれるようです。
・会食 本来は精進料理とされていますが、最近ではあまりこだわらなくなりました。仕出屋からとったりホテルや料亭などを使うケースも多くなっています。引物とともに折詰や酒を参列者に配り、簡略化することもあります。
・お礼 僧侶へのお礼の表書きは「御布施」とします。金額は菩提寺との付き合いの度合いや地域の習慣などを加味して檀家が判断します。遠方から僧侶に来てもらった場合は「御車代」を、会食に招待しなかった場合や出席されない場合は「御膳料」を包みます。
・卒塔婆 浄土真宗以外は、故人に対する気持ちを表し、親類や友人などで卒塔婆供養を行います。施主は法要の前に、卒塔婆供養を申し出た人の姓名を菩提寺に伝えておきます。卒塔婆料は施主が立て替え、僧侶に渡しておきます。
生前いただいた見舞品の返礼はどうすればいいですか?
・一般的考え方 入院中にお見舞をいただき、そのまま病院で亡くなった場合「返さなくても良い」という考え方もあります。しかし、度々見舞っていただいた方やお世話になった方には、感謝の気持ちを表したいものです。
・返礼をする場合 香典返しの時に、あわせてお見舞のお礼を行うケースが多いようです。この場合、香典返しの礼状の他にお見舞に対する感謝の気持ちを手書きで添え、お見舞いのお礼分を上乗せした品物を贈るとよいでしょう。香典返しとお見舞返しの二つの品物を送る場合、どちらにも不祝儀の掛紙をつけ、「重なる」ことを避けるために別々に発送します。
形見分けはどのようにすればいいですか?
・時期
・仏 式 四十九日(または三十五日)の忌明け法要をすませてから行います。
・神 式 五十日(または三十日)祭後に行います。
・キリスト教 特に時期が決まっていませんが、一ヶ月目の昇天記念日を目安にします。
・品物 衣類、装身具、家具、身辺の小物などが一般的です。衣類はクリーニングに出し、小物類などはほこりや汚れなどをきれいに取り除いておきます。
・包装 箱に入れたりせずに「遺品」もしくは「偲び草」と表書きをした半紙か白い紙で包みます。箱入り物やたとう紙に包まれた和服などは、そのまま表書きをします。
・渡し方 基本的には、故人よりも目上の人に差し上げるものではないとされています。遺書がある場合は、その旨を一緒に伝え「お使いいただけるでしょうか」という気持ちで、直接手渡しましょう。
仏壇を購入する際、注意することはありますか?
・購入時期 納骨すると白木の位牌は寺院に返し、それに代わる漆塗りの本位牌を仏壇に安置することになります。したがって、忌明けまでに仏壇を購入するほうがよいでしょう。
・種類 どの宗派も仏壇の大きさにはこだわりませんが、部屋の広さや経済状態などを考え、教義に沿ったものを選ぶようにします。仏壇には、大別して漆仏壇と唐木仏壇があります。
・漆仏壇 漆塗りや金箔仕上げで、内部に美しい技巧が施された荘巌作りのものです。
・唐木仏壇 黒壇や紫壇、桑、胡桃などの材質を使い、木材を生かした渋味のあるものです。漆仏壇に比べて小型です。
・供える仏具 宗派によって異なりますが、日常の礼拝に欠かせないものが、本尊と位牌、三具足(燭台、花立、香炉)です。本尊は宗派により異なりますので、菩提寺に相談します。そのほかは徐々に揃えていくとよいでしょう。
・位牌 大別して礼位牌、繰り出し位牌、屏位があります。また位牌を祀らない宗派もあります。菩提寺に相談して選びましょう。
・礼位牌 故人一人ずつ書き入れたもの。
・繰り出し位牌 位牌を何枚も重ねて収納し、祥月命日の故人を順番に繰り出して供養するもの。
・屏位 複数の故人を並べて書き入れたものです。
・購入後 僧侶を招いて開眼供養をしてもらいます。
仏壇はどこに安置すればよいのでしょうか?
・場所 仏壇は清らかで、湿気がなく、日当たりの穏やかな落ち着いて礼拝できる場所に安置するのが基本です。また、常に家族が一緒にいることも大切です。
・方角諸説
・西方浄土説 拝礼すると西にある極楽浄土を拝むことも兼ねていて、仏壇を東向きに置いて西に向かって拝みます。
・本山中心説 礼拝する時に自分と仏壇を通して引いた線が、本山の方角を示す位置に安置します。
・南面北座説 仏壇を南に向け、北に向かって礼拝するようにします。
開眼供養はどのように行うのですか?
・いわれ 開眼供養には「魂入れ」の意味があります。この供養によって初めて、ご本尊や位牌が礼拝の対象になり、仏壇も仏を祀る厨子となります。
・方法 僧侶を招き、ご本尊や位牌の開眼供養を営んでもらいます。法要の大まかな流れは、読経と参列者の焼香です。この後会食の席を用意することもあります。
・時期 新仏が出てから仏壇を購入した場合は、忌明けの法要のときに供養を行う事が多いようです。
・お礼 開眼法要と他の法要を一緒に営むときは、それぞれ別にお礼をします。たとえば、一周忌の法要と一緒の場合は「開眼供養 御布施」と「一周忌 御布施」と表書きして別に包みます。この場合の開眼供養の金額は、一周忌法要の半額程度を目安にします。開眼法要だけをお願いする場合は、年忌法要と同額程度を包みます。お礼は奉書紙を用い、水引をする場合は紅白の結び切りをします。
日頃のお供えはどうすればいいのでしょう?
・基本的お供え 「五供」といって香(線香と抹香)、生花、ろうそく、水やお茶、仏飯を供えます。水とお茶、仏飯は毎日取り替え、夕方に下げますが、それらは捨てずにいただくようにします。
・生花 匂いのきつい花、トゲや毒のある花は避け、枯れたら替えるようにします。
・水 水は植木などにあげるとよいといわれています。
・仏飯 お供えは、高杯に半紙か懐紙を敷き、盛ります。朝、パン食の家庭はパンを供えても構いません。生臭い物、仏が嫌うとされる「五草」(ニラ、ラッキョウ、ネギ、ハジカミ、ニンニク)は避けます。また「お初」を供えることが大切ですので、ご飯を炊いた時は夕刻であっても供えるようにし、初物や珍しい物、故人の好きだった物が手に入った時は、お供えしてからいただきます。
墓参りへはいつ行けばいいのですか?
・時期 基本的にはいつ行っても構いません。故人の命日や法要時、お彼岸以外に、地域によっては年末年始に家族でお参りするところもあるようです。
■ 方 法
・仏式 寺院墓地の場合、初めにお寺に挨拶をして本尊にお参りします。次に用意したたわしやぞうきん、歯ブラシで掃除をします。花や故人の好きだった食べ物を供え、ろうそく、線香をたむけ、数珠を手にお参りします。
・神式 参拝の前に、仏式を同じように、挨拶をし、掃除をします。線香はたむけず、花立に榊ををお供えします。お神酒や洗い米、塩を供える場合もあります。参拝は、神棚と同じように二拝二拍子一掃を行います。
・キリスト教式 特別な決まりはありませんが、十一月二日の「死者の日」には参拝する人が多いようです。カトリックの場合、掃除後墓前に生花を供え、賛美歌を歌い礼拝します。
墓を移したい時は?
先祖や家族のお墓ではなく、移り住んだ土地に新しくお墓を建て、新仏の遺骨を埋葬することを「分家」といいます。お墓を引き上げる時も新しく収める時も、僧侶を招いて法要を営みます。離村などにより完全にお墓を移したい時には、古い墓の遺骨を新しい墓に納めなければなりません。列車の場合は網棚などに乗せないようにし、タクシーを利用する場合は料金の他に心付けを渡すようにします。墓を移転する時、許可が必要となりますので、各市区町村役場に申請することを忘れずに。
新盆の迎え方はどのようにすればいいのでしょうか?
・基本的新盆 忌明けが過ぎてから初めて迎える盆を「新盆」あるいは「初盆」といいます。忌明け前にお盆を迎えた時は、翌年を新盆とします。
・時期 お盆は盂蘭盆会といって、毎年七月十五日のほか旧暦の七月十五日、もしくは八月十五日に行うところなど、地域により異なります。関東は七月十五日に行います。
・内容 一般的なお盆では、十三日の夕方、精霊が迷わずに帰れるように、門口で迎え火を焚き盆提灯をつけます。十四、十五日は精霊は家にとどまり、十六日(または十五日)に送り火を焚いて送ります。新盆は特に丁寧に供養を営みます。いちばん縁の深かった人が白張提灯を買って飾り、送り火で燃やします。仏壇には霊供膳を供え、盆棚には決まったお供えのほかに、故人の好きだった物や料理を盛るようにします。新仏のための祭壇を通常の盆棚とは別に用意することもあります。
・方法 法要は近親者を招いて営みますが、葬儀の時にお世話になった人も招き、ていねいに供養します。僧侶にお経をあげていただいた後は、法要の膳を皆で囲みます。お盆には、先祖の精霊が家に戻ってきていますので、墓参りはしません。
・お礼 僧侶へのお礼の表書きは「御布施」とします。
お中元とお歳暮 お世話になった方々や心をかけてくださった方へは、お礼の気持ちをこめて贈られるといいでしょう。忌明け前なら忌明け後に暑中見舞い、寒中見舞いとして贈られるのもひとつの方法です。


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